わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

あきらめません!/垣谷 美雨【レビュー】

★★★★

100%共感小説。

痛快にして爽快。
霧島郁子、いいぞ、どんどん行け!偏屈ジイサンに負けるな!
心の声が思わずだだ漏れしそうになる。

定年退職を機に夫の実家がある田舎町へ移住した郁子。
そこは男尊女卑が根強く残る閉鎖的な地域だった。

市議会で飛び交う女性議員へのヤジとセクハラ発言。
老害議員のジイサン連中に腸が煮えくり返る。

のんびり老後を過ごすはずだった郁子が一念発起し、政治家への道を一歩踏み出した瞬間、快哉を叫ぶ。

一人では不可能でも志を共にする仲間がいればなんとかなる。

彼女たちの諦めない姿勢が明るい未来を予感させる。




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