わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

新宿ナイチンゲール/小原 周子【レビュー】

★★★

先日読了した『わたしは誰も看たくない』が面白かったので著者のデビュー作であり、第12回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作のこちらも読む事に。

主人公は新宿のネットカフェで暮らす桑原ひまり・28歳。

看護師の資格を持つひまりはネット経由で依頼を受け、患者の自宅に泊まり込んで介護をする日常を送る。

介護の現場の過酷さは耳にするが、ひまりの派遣先もこの上なく劣悪な環境だ。

ひまり、年下の彼氏、介護の依頼人、要介護者、登場人物は一癖も二癖もあり、読んでいる間も読後も非常に気分が悪いがリーダビリティは高くリアルな現実を感じた。




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