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産まなくても、産めなくても/甘糟 りり子【レビュー】

★★★

前作『産む、産まない、産めない』2014/7/31発売の第二弾

前作は単行本で読んでいましたが今年の3月に文庫化されたので再読してからこちらを読みました。

最後のページにある謝辞を先に読んで取材先に目を通していたので読み始めてなるほどと言った感じ。
医療が進化して「卵子の凍結保存」を選択出来る様になった事に驚愕
特別養子縁組制度にも触れてあり、今回の作品は前作に比べて問題定義的な要素もありやや重めな印象を受けました。

1点気になったのは第六話 「五つめの季節」の内容
柿本さんは妹、美由子の事を「二度流産した後、双子を授かった」と葵に話しているけれど(168ページ)その後、179ページで主人公の葵との会話で美由子が「私はそろそろ子供がいない人生を受け入れようと思っている」と話している点。

文章の脈絡から非常に解りづらい点が気になりました。




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