★★★
「カマラとアマラの丘/初野晴」
「母の務め/曽根圭介」
「ピクニック/一穂ミチ」
「四〇九号室の患者/綾辻行人」
「裂けた繭/矢樹純」
「達也が嗤う/鮎川哲也」
『大逆転』をテーマにした6編収録のミステリーアンソロジー。
一穂ミチさんの「ピクニック」は単行本『スモールワールズ』、矢樹純さんの「裂けた繭」は文庫『妻は忘れない』にてそれぞれ読了済み。
完璧に騙されたのは曽根圭介さんの「母の務め」。
末期癌の夫と死刑囚の息子を持つ母の一言「私の人生、今がいちばん幸せかもしれない」で始まる一行目から心鷲掴み。
真相にも結末にも驚愕。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。