わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

滅茶苦茶/染井 為人【レビュー】

★★★

落ちて落ちて堕ちていく。
悪いのはコロナか国か自分自身か!?

東京でシングルライフを謳歌する三十代女性、進学校に通う男子高生、ラブホテルを経営する中年男性。
ちょっとしたつまずきからどんどん人生の歯車が狂っていく。

ジェットコースターの頂上から、うねって回転して真っ逆さまに急降下する姿が脳内に浮かんだ。

この三人に絡む登場人物が揃いも揃ってたちが悪い。
悪い奴らに関わったばかりに途中で留まる事も出来ず、戻りたくても戻れない三人の行方が気になって一気読み。

終盤に向け心拍数は爆上がり。

もうこのタイトル以外有り得ない結末。




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