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一心同体だった/山内 マリコ【レビュー】

★★★★

赤裸々、かつ共感の嵐。

平成の30年間、10代から40代まで其々の年代を生きた女性の姿を、その時々の世相を反映させて描いた作品。

この物語のあちこちにかつての自分がいた。
「女」「友情」これらの言葉に囚われ、らしくしてみたり、顔色を窺ったり、距離感を図ってみたり。

女の敵は女と落ち込んだ時があれば、助けてくれたのもまた女友達だ。

年齢を重ね経験値が増えても、結婚、出産、育児と悩みは尽きない。
ジェンダーに対する思いも、まんま自分の経験と重なった。

男も女も関係なく誰もが生まれて来て良かったと思える社会になりますように。




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