★★★
最近、難解で読みづらさを感じる真梨幸子さんの長編小説
今回は巻末(348ページ)に主な登場人物が紹介されていたので
心して読み始めました。
タイトル通り、こちら側にも向こう側にもヨーコさんがいて
A面、B面と交互に物語が展開して行きます。
パラレルワールドに登場人物の多さ、女性間の嫉妬、更年期、不倫、殺人と要素が多過ぎて次第にこんがらがって行きました。
ラストに近づくに連れて真相が明らかになりますが、それもとってつけた感じがあり、結局誰にも感情移入する事も出来ず、主題がなんだったのか理解出来ぬまま読了しました。
パラレルワールドのテーマ自体は面白かったので、要点を絞ればもっと面白く読めた様な気がします。
以前の様なシンプルでありながらザワザワした感じのイヤミスが読みたいです。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば