★★★
鬱蒼とした森の中に佇むぐにゃりと歪んだ建造物。
装丁から不気味さを醸し出している。
カルト企業「T」の内部で行われているのは、「レクチャー」という名の暴力行為。
この会社の異常さに気付いた水野鮎実は突如起きた火災により脱出。
男女五人で逃走を図るが逃げ込んだ森こそが斬首の森。
逃げた先に待ち受ける新たな地獄。
彼らの運命は一体…。
後半は一気にホラーの展開で、蠢く死体などグロ要素満載。
合間に水野の取材シーンがある事で彼女が無事帰還出来た事は確認出来るが、最後まで一筋縄では行かない。
悍ましさに目を背けたくなる澤村ホラー。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞