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水曜日の手紙/森沢 明夫【レビュー】

★★★★

森沢 明夫さん、初読み。

読み始めてからすぐ大好きな森浩美さんの『家族シリーズ』を思い出した。

全5章で構成された連作短編集だが、森さんの作品同様、心の中が洗われる様な穏やかさと優しさと温かさを多分に含んだ内容だった。

水曜日の出来事を記した手紙を送ると見知らぬ誰かの日常が綴られた手紙が届く「水曜日郵便局」
この手紙に書かれている内容が事実であろうがなかろうが「言葉」をきっかけにプラスに動き出す人生がある。

人と人との出逢い、そして心の琴線に触れる言葉との出逢いも偶然の中で起こる奇跡なのだ。

言葉の持つパワーは絶大だ。




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