わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

できない男/額賀 澪【レビュー】

★★★

「ほら、何も起きない!」「覚悟できない男」「八つ当たりです」
「南波仁志め」「文化祭の準備」「責任」「できない男」

7話収録の連作短編集。

主人公は、恋愛も仕事も冴えない地方在住デザイナーの芳野荘介・28歳。

荘介が農業テーマパークのコンペに挑戦する所から物語は展開し始める。

胸キュンもなければエロもグロも全くない。
そこらへんにいそうな人物の淡々とした日常が描かれている。

大きな出来事が起こるわけじゃないし、面白いかと問われればそうでもないけど、地味で真面目で等身大の主人公が目に浮かぶようだった。

ラストのオチは中々。




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