★★★★
フジテレビで1991年にドラマ化もされた「東京ラブストーリー」
本作にはその25年後が描かれています。
柴門 ふみさんがデビューされた頃から作品は全て読んでいますが
やはりその中でも最も印象に残っていて代表作と言える「東京ラブストーリー」
あれからもう25年と言う月日が経った事に時の流れの速さをしみじみと感じます。
50歳になったリカとカンチ
リカには「アフリカ」と言う名の息子がいて
そしてさとみと結婚したカンチには息子と娘がいます。
その「アフリカ」とカンチの娘「ひなみ」が結婚を前提に交際
冒頭から衝撃的で最初から心を掴まれました。
自由奔放なリカのイメージから、やけぼっくいに火がつく的な不倫を想像していましたが
読後感はとても良い物でした。
ネタバレになるといけないので詳細は書きませんが
リカ・カンチ・さとみ・三上の4人が結構現実的に描かれていて、外見はおじさん、おばさんになっていても
20代の頃の内面も確実に残っていて感慨深く、懐かしさを感じました。
巻末には柴門さんのあとがきもありますが、そのあとがきも心に残りました。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。