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14の夜/足立 紳【レビュー】

★★★★

初めて読む作家さんです。

以前、映画化されタイトルだけは知っていた「百円の恋」
その作品で第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞された作家さんです。

となると当然、本作にも期待が膨らむわけでして。
結論から言うと、とても面白かったです。

会話が多く、展開がスピーディーなのでテンポよくすいすいと読めます。

舞台は1987年8月、鳥取県のとある田舎町
中学生の「タカシ」が主人公です。

その町の唯一のレンタルビデオ屋のオープン1周年記念イベントとしてAV女優「よくしまる今日子」のサイン会が行われると噂が流れます。

その噂に翻弄される14歳の少年達をバカバカしく感じつつも、そのバカさ加減すら可愛くて愛おしい。

よりによってそのサイン会の日にタカシの姉が婚約者を連れて帰って来たり、家には自宅謹慎中のかっこわるい父親がいて、タカシが隠し持っていたアダルトビデオを見ていた事が明らかになったりとかなりドタバタ・ハチャメチャな展開ですが、漫画チックで単純に楽しめます。

隣に住む巨乳の幼馴染である「メグミ」タカシの友人達 「岡田、竹内、ミツル、金田」タカシの母、姉、ビデオ屋の主人、女店員など全ての登場人物が絶えず脳内映像動いていました。
特にタカシが反発する父親の描写はもう嫌になるくらいコミカルで面白い。

80年代を地方で過ごした少年達の日常が泥臭くも瑞々しく描かれた作品
映画も見たくなりました。




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