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胃が合うふたり/千早 茜【レビュー】

★★★

「ちはやん」「新井どん」と互いを呼び合う新井見枝香さんと千早茜さん。
胃袋のソウルメイトとも言える二人が、共に囲んだ11の食卓を往復書簡の様な形で綴ったエッセイ集。

作家業一本に専念する千早さんと、書店員と踊り子とエッセイストを兼任する新井さん。
繊細な千早さんと大らかな新井さん。

知れば知る程、真逆な二人。
でもいざ食を前にすると一気に心地良い空気が流れる。

付かず離れずの程よい距離感。
けれど互いの事はいつも頭の中にあって、思い遣りの気持ちがそれと分からないように感じられる。

二人の関係性と食への弛まぬ貪欲さは憧れ。




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