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「この人、一体いつまで生きるつもりなんだろう」
「とっとと逝っちゃってください」
本文中に登場する本音にドキっとする。
本作を面白いと言うと語弊があるけれど、高齢者介護を扱ったエッセイの中で群を抜いて面白かった。
介護の為に故郷にUターン移住したこかじさん。
一人を介護するだけでも大変だろうに、そこで待ち構えていたのは92歳の実父、90歳の実母、更には子どものいない89歳の叔父叔母夫婦、癖の強い4人の介護地獄。
こかじさんの奮闘と献身ぶりに尊敬の念を抱く。
誰もがいずれは通る道。
これは他人事と思わず読んだ方が良い作品。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。