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田舎のポルシェ/篠田 節子【レビュー】

★★★

「田舎のポルシェ」「ボルボ 」「ロケバスアリア」の3話収録。

装丁がイケてる。
大量の米を運ぶ為、この田舎のポルシェ(軽トラ)に乗って初対面の強面ヤンキーの運転で往復千キロの旅に出る表題作。
高速で絡まれたり、それこそ山あり谷ありの旅にドキドキ。

元企業戦士、今はリタイヤして情けない感じを醸し出す男性二人の北海道旅を描いた「ボルボ」は、熊まで現れとんでもない展開に。

コロナ禍の中、夢を叶える為に孫が運転するロケバスで静岡へ向かう老女を描いた「ロケバスアリア」は思わずシンミリ。

自由に動けない今だからより楽しめる1冊。




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