★★★
マーガレット・ミッチェルの名作『風と共に去りぬ』を、林真理子さんが一人称小説にアレンジした作品で完結篇。
敗戦により財産や家族を失い一気にどん底へと落ちたスカーレット。
その日食べるものにも困る様な生活でも彼女はめげない。
物語の背景に南北戦争や人種差別など重いテーマが盛り込まれているが、スカーレットの自由奔放さがそれを上回り軽やかに読み進める事が出来た。
幼い頃から恋焦がれて来たアシュレと、野心的な異端児、レット・バトラー。
二人の男の間で揺れ動く恋心も読みどころ。
最強にして無双、スカーレット・オハラここにあり。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞