わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

私はスカーレット (下)/林 真理子【レビュー】

★★★

マーガレット・ミッチェルの名作『風と共に去りぬ』を、林真理子さんが一人称小説にアレンジした作品で完結篇。

敗戦により財産や家族を失い一気にどん底へと落ちたスカーレット。
その日食べるものにも困る様な生活でも彼女はめげない。

物語の背景に南北戦争や人種差別など重いテーマが盛り込まれているが、スカーレットの自由奔放さがそれを上回り軽やかに読み進める事が出来た。

幼い頃から恋焦がれて来たアシュレと、野心的な異端児、レット・バトラー。
二人の男の間で揺れ動く恋心も読みどころ。

最強にして無双、スカーレット・オハラここにあり。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)