★★★★
本+おいしい食べ物=最強だ。
物語の舞台は神保町にある「鷹島古書店」。
店を切り盛りしていた鷹島滋郎が急逝し、滋郎の妹の珊瑚が北海道から上京、このお店を継ぐことになる。
滋郎と生前親しくしていた美希喜も協力してお店を手伝う事に。
店を訪れた悩める客達の心を、本と食事でほぐしていく過程が何とも心地良い。
珊瑚と美希喜のつかず離れずの距離感も素敵で、それぞれの恋模様にもドキドキ。
実在しているお店が登場する事でリアリティも抜群。
最終話ではちょっとしたサプライズもあり真相に納得。
読後はきっと誰もがこの街へ行きたくなるはず。

はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」