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古本食堂/原田 ひ香【レビュー】

★★★★

本+おいしい食べ物=最強だ。

物語の舞台は神保町にある「鷹島古書店」。

店を切り盛りしていた鷹島滋郎が急逝し、滋郎の妹の珊瑚が北海道から上京、このお店を継ぐことになる。
滋郎と生前親しくしていた美希喜も協力してお店を手伝う事に。

店を訪れた悩める客達の心を、本と食事でほぐしていく過程が何とも心地良い。
珊瑚と美希喜のつかず離れずの距離感も素敵で、それぞれの恋模様にもドキドキ。

実在しているお店が登場する事でリアリティも抜群。
最終話ではちょっとしたサプライズもあり真相に納得。

読後はきっと誰もがこの街へ行きたくなるはず。




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