わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

スカーレット・レター/五十嵐 貴久【レビュー】

★★★

正体不明の何者かが身体に纏わり付いて来る様な不快感を感じるオカルトミステリー。

主人公・文芸編集者の春川澄香は新作の打ち合わせに新人作家・山科和美が暮らす岩手山間部にある温泉宿・山科壮へ向かった。

窓ガラスにぶつかるカラス、露天風呂に現れる老人の幻影。
携帯も繋がらない温泉宿への恐怖がどんどん増していく。
更に和美の友人の不審死事件まで起こり謎は深まるばかり。

宿の家族と急速に距離感が近づいた事に違和感を覚えた直後、明らかになる真相に驚愕。

赤い封筒の中の便箋に書かれていたウェルカムメッセージの本当の意味を知り戦慄。




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