★★★★
櫛木 理宇さんの連作短編集
第一話 コドモの王国
第二話 スープが冷める
第三話 父帰る
第四話 あまくてにがい
第五話 忌み箱
これら5編が収録されています。
以前読んだ「チェインドッグ」が中々面白かったので本作も手に取りましたが
イヤミスにホラー&ミステリーがミックスされていて怖いながらも最後まで面白く読めました。
表紙に描かれた209号室に住んでいる「葵 あおい」が中心となって物語が進みます。
一見「ちゃんとして」見える女性達が葵によって少しづつ歪み壊れて行きます。
第一話からインパクトがあって怖い
その他、チョコレート依存症の女性や嫁姑の話など
どこにでもいそうに見える普通の人々が葵の出現で変化して行く様にゾッとしました。
乾いた雰囲気の心理的ホラーが好きな方にオススメの1冊。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば