★★★★
フリージャーナリストの俊藤律は、隔週誌ホリディの編集長・佐久間に依頼され、福井県のコンビニ、FYマートで起きた死亡事故の取材へ向かう。
加害者は86歳の男性、被害者は28歳のコンビニ店長・石橋昇流。
近年、頻繁にニュースになる高齢者の運転問題がテーマかと思いきや、物語が進むに連れどんどん予想外の方向に変化して行く。
閉塞的な埜ヶ谷村で暮らす住人達の怪しい言動、過去に起きた事故や事件の真相を推理しながら読み進めるも、終盤で明らかになる事実に驚き悲しみが深くなる。
ラストでは私の天秤も俊藤律と同じ方向に大きく傾いた。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば