★★★★
「ふぐと福笑い」「双六神隠し」「だんまり用心棒」「冥土の花嫁」
4話収録の連作短編集で宮部さんの新シリーズ。
時代小説に苦手意識があり避けていたけれど文句なしに面白かった。
16歳の北一と3話から登場する喜多次。
タイトル通り、二人の「きたさん」が活躍する捕物劇は至って痛快。
気弱だけど心根の優しい北一と、クールだけど義理人情を大切にする喜多次、目は見えなくても音や匂い、気配で事件の謎を見通す男前なおかみさん、おかみさんの世話役・おみつ、どの登場人物も愛おしい。
欅屋敷に住む若様の存在も気になるし今後の展開が楽しみ。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば