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きたきた捕物帖/宮部 みゆき【レビュー】

★★★★

「ふぐと福笑い」「双六神隠し」「だんまり用心棒」「冥土の花嫁」
4話収録の連作短編集で宮部さんの新シリーズ。

時代小説に苦手意識があり避けていたけれど文句なしに面白かった。

16歳の北一と3話から登場する喜多次。
タイトル通り、二人の「きたさん」が活躍する捕物劇は至って痛快。

気弱だけど心根の優しい北一と、クールだけど義理人情を大切にする喜多次、目は見えなくても音や匂い、気配で事件の謎を見通す男前なおかみさん、おかみさんの世話役・おみつ、どの登場人物も愛おしい。

欅屋敷に住む若様の存在も気になるし今後の展開が楽しみ。




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