★★★
「店長がバカすぎて」「小説家がバカすぎて」「弊社の社長がバカすぎて」
「営業がバカすぎて」「神様がバカすぎて」「結局、私がバカすぎて」
6話収録の連作短編集。
主人公は、吉祥寺にある武蔵野書店で、契約社員として働く28歳の谷原京子。
本屋さんが舞台という事で、その裏側を垣間見れたり、書店員さんの本に対する愛情を感じたり、本好きには興味深い内容だった。
ミステリー要素は、ほんの少しで、ほぼコメディ。
店長のバカさ加減に呆れながらも、個性豊かな人々の日常の中に、共感出来る箇所や言葉があり、何度も頷いた。
軽快に読める1冊。

はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」