★★★
「店長がバカすぎて」「小説家がバカすぎて」「弊社の社長がバカすぎて」
「営業がバカすぎて」「神様がバカすぎて」「結局、私がバカすぎて」
6話収録の連作短編集。
主人公は、吉祥寺にある武蔵野書店で、契約社員として働く28歳の谷原京子。
本屋さんが舞台という事で、その裏側を垣間見れたり、書店員さんの本に対する愛情を感じたり、本好きには興味深い内容だった。
ミステリー要素は、ほんの少しで、ほぼコメディ。
店長のバカさ加減に呆れながらも、個性豊かな人々の日常の中に、共感出来る箇所や言葉があり、何度も頷いた。
軽快に読める1冊。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。