わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

そして、バトンは渡された/瀬尾 まいこ【レビュー】

★★★★★

胸がいっぱいだ。

ページを捲るごとに心の中が温かいもので満たされて行く。
物語終盤に向かって、ぐわんぐわんと気持ちが揺さぶられ幾度となく込み上げて来る涙。

なんて素敵な家族。
なんて幸せな物語。
父親が三人、母親が二人いる主人公。

家族っていうのは血縁だけが全てじゃない。
相手を思いやる無償の愛があれば、血縁を超えた絆が生まれる事だって可能なんだ。

この世の中は理不尽に溢れていて、自分ではままならない事ばかりだけれど、心と心をつなぐ愛情と言う名のバトンリレー。

優しさと深い愛情に包まれたこの物語世界がたまらなく愛おしい。




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