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ざわつく女心は上の空/こかじ さら【レビュー】

★★★★

こかじ さらさん 初読みです。
面白くてあっと言う間に読了しました。

平凡な専業主婦、榎本佐和子が主人公です。
フードコーディネータの友人からバイトを頼まれた事がきっかけとなり
あれよあれよと言う間に有名なカリスマ人気料理研究家の肩書が付き
周りからは「さわこ先生」と呼ばれる様になります。

そして金銭感覚と共に生活もふるまいも全て大きく変化して行きます。
その変わり様を冷静に見つめる夫、娘、息子、佐和子の両親、友人達
終始ざわつく展開に目が離せなくなりました。

一度美味しい思いを味わうと中々元に戻りたくない気持ちは解れども
一番大切な物はすぐ身近にあるのだよ!と
天然なさわこ先生に訴えたい思いで読み続けた。

憧れ、僻み、妬み等、女性心理も細やかに描かれたテンポ良く読める1冊。




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