わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

小さいわたし/益田 ミリ【レビュー】

★★★★

ミリさんの書き下ろしエッセイ。
小学1年生の春夏秋冬の思い出が綴られている。

同じ経験をしたわけではないのに、懐かしくて時々鼻の奥がツンとする。

ミリさんの子供時代の話が呼び水となって、忘れかけていた遥か昔の出来事がたくさん蘇った。

おかあさんのお化粧に時間が掛かって遅刻しそうになった入学式。
毎日怪我をして帰っては、おとうさんに赤チンを塗って貰った日。
夏祭りで買って貰った綿菓子。

古いアルバムを捲るように次々と浮かんで来る思い出の欠片達。
どれもこれも、かけがえのない大切な思い出だ。

小さかったあの頃の私に出逢える本。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)