★★★
玉瀬家には72歳になる母、41歳の澪子、46歳の香波、47歳のノーリーこと典史、4人が暮らしている。
離婚が珍しくなくなった昨今、出戻りの娘達と一緒に生活する家族も増えて来ているのかも知れない。
しかしながら、個性強めの登場人物達、惰性で生きているネガティブな澪子、怒りっぽくてプライドの強い香波、独特な話し方をするドルオタの典史、繊細な面を感じつつも人生ガハハと笑ってやり過ごす母親。
共感出来る人物はいないが、時々ハッとする言葉が登場する。
>自分のことも考えられない人間が、他人のこと考えられるわけがない
>家族だからつながってるような気になってるけど別々の人間
確かに、良く知っているつもりになっているけれど、本当のところ、他人に比べれば少しだけ多く知っているだけで、その内面なんて解らない。
知ったかぶりになっていたかもと我が身を振り返る読書時間だった。
まさきさんの作品にしては毒少な目、インパクト弱めではあったが家族を考える作品となりました。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。