★★★
近藤史恵さんの青春ミステリ・ホラーです。
6話収録の連作短編集となっています。
舞台は歴史ある女子校・凰西(おうせい)学園
真矢と花音、二人の少女が軸となり学園に潜む謎を明らかにして行くミステリー要素を含んだホラー作品です。
真矢と花音が手を繋ぐ事で他人には見えない物が見える設定でミステリーとしては非常に解りやすくホラー要素も控えめで大人の方が読むと物足りなく感じるかと思います。
ただ怪奇現象が起きる理由がハッキリと解るのは気持ちが良い。
世代的には中高生の方にオススメです。
私的に今までで一番怖かったホラー作品はもう20年以上前に読んだ小池真理子さんの「墓地を見おろす家」です。今でも思い出すとゾクゾクします。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。