わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

母さんは料理がへたすぎる/白石 睦月【レビュー】

★★★

第1回おいしい文学賞受賞作品。

「母さんは料理がへたすぎる」「ないないづくしの女王さま」「待ちぼうけの幸せ」「プレゼント」

「ウソつきたちの恋」「春が生まれる」「母さんの料理がへたすぎて」
7話収録の連作短編集。

主人公は父親亡き後、会社勤めの母親と三つ子の妹達の面倒を見る15歳の山田龍一朗。

料理センスゼロの母に代わり毎日の食事作りを、いとも軽やかに行う龍一朗が微笑ましく三つ子の妹(透・蛍・渉)も愛くるしい。

友情に恋、進路と悩みはあれど、相手を思い遣りながら毎日を懸命に過ごす家族達に癒しを貰えるハートフルな物語。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)