★★★★
きっかけは時間が経っても片付いていないコーヒーカップ。
紙管専門メーカーで働く紅一点の柴田。
女だからと言う理由で至極当然の様に理不尽な雑用を押し付けられる柴田の取った行動は偽の妊婦を演じる事。
来客への「コーヒー出し」「差し入れ配り」給湯室に溢れる「古紙処理」冷蔵庫や電子レンジ内の掃除、こうした名前のない仕事をまるでロボットにでも言う様に毎日繰り返されたら嫌気が差すだろう。
柴田の復讐とも思える妊婦活動は痛快。
妊婦キーホルダーを付け、マタニティビクスへ通い、ついには産婦人科での検診。
発想がユニークで面白かった。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。