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歌舞伎座の怪紳士/近藤 史恵【レビュー】

★★★

近藤史恵さんの最新刊は歌舞伎の演目を織り込みながら軽快なタッチで描かれたミステリー。

主人公は訳あって三年間のニート生活を送っている岩居久澄・27歳。
パニック障害を持つ久澄だが祖母のしのぶに頼まれ、観劇代行のアルバイトを引き受け鑑賞するうちに芝居の世界にのめり込んでいく。

合間に挟まれるいくつかの謎は単純な物でミステリーと言うよりは人間ドラマの体を成す。

劇場でいつも会う謎の老紳士の正体が明らかになった時、しのぶの過去の想いを想像し切なくなる。

そして1枚のチケットがきっかけとなり前進出来た久澄に拍手を送りたい。




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