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子宝船 きたきた捕物帖(二)/ 宮部 みゆき【レビュー】

★★★★

会いたかったよ、北一さん。
情に厚くて涙もろい、髪はちっと薄いけど男前と言われた日にはえへへ笑いが止まらない。

『きたきた捕物帖』に続くシリーズ第二弾も北一さんへの愛しさが止まらない。

江戸深川で起きた不可解な事件。
宝船の絵の中から弁財天が消えた!なわけあるかい。
一体どんな秘密が隠されているのか北さんと共に真相を追っていくのが楽しい。

相棒の喜多次や、おでこさん、おみつにおかみさんの松葉、生き生きと描かれる登場人物達にますます愛着が沸く。

北一が経験を重ね逞しく成長していく姿から目が離せない。

涙と笑いと感動の一冊。




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