★★★★
ちゃぶ台返しの装丁とタイトルから想像していた内容とは全然違う。
夫に逝って貰って、残りの人生を一人悠々自適に過ごしたい願望を描いたエッセイだとばかり思っていた。
蓋を開ければ、寂しがりの村井さん。
夫や双子の息子、愛犬のハリーと日々色々ありながらも穏やかな暮らしぶり。
以前読んだ事実に基づいて書かれた『全員悪人』や、自身の闘病記を綴った『更年期障害だと思ってたら重病だった話』
また、衝撃を受けた『家族』で村井さんの波乱万丈な生き様を知っていただけに本作でなんだかホッとした。
悲しみも喜びも真っ直ぐに伝わるエッセイ集。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。