わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

夜の側に立つ/小野寺 史宜【レビュー】

★★★

榊、昌子、壮介、君香、そして主人公の了治、高校3年生の時のバンドメンバー、5人が織りなす10代~40代までの物語。

年代順ではなく4つの時間軸を行き来して描かれた変わった構成だが、登場人物がさほど多くないので違和感なく読み進める事が出来る。

はたから見れば容姿端麗で何でも器用にこなし誰もが羨む壮介だが、内に潜む攻撃的な面が不気味だ。

人間誰しも、外で見せる自分とは別に心の中には秘密や闇の部分を多かれ少なかれ抱えていると思う。

本作では登場人物達の「秘密」の部分がかなり深い闇を持つ。

ラストに向かい怖さは更に増す。




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