わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

崩れる/貫井 徳郎【レビュー】

★★★★

貫井さんの長編小説に嵌り、最近の物はほぼ読んでいます。

短編集はないものか調べてみた所、20年以上も前に書かれた、この作品に出会いました。

そんな前に書かれたとは思えないくらい、今読んでも全く古めかしい感じもなく8つの短編、どれも面白く読めました。

時代背景は20年前と様変わりしても、人間の持つ様々な感情は変わる事がないだけに、全ての物語に感情移入しながら読めます。

以前、長編の時にも感じた事ですが、著者は女性以上に女性心理がわかる事にも驚かされます。

きっと誰もが登場人物の誰かと似たような経験や気持ちを味わった事があるかの様に感じた短編集でした。




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