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大好きな作家、唯川恵さんの長編小説です。
DV(ドメスティクバイオレンス)がテーマなだけに、この本を面白いと言うと語弊がありますが、とにかく展開が気になり最初から最後まで一気に読めました。
主人公の可穂子にかなり感情移入してしまい、絶えず脳内映像で動き、途中から真剣に応援している自分がいました。
他の登場人物、可穂子の夫の不気味さ、エコファームで生活を共にする女性達、みんな個性豊かで、丁寧な人物描写と心理描写で描かれています。
かなりリアルな物語で、実際にも起こりえそうでもあり、恐ろしく、しかし、読後感はスッキリとして満足でした。
やはり唯川さんの作品は面白いです。

幼少期から本が大好きな四つ葉と申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。