わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

アーモンド/ソン・ウォンピョン【レビュー】

★★★

韓国で出版されベストセラーになった作品の翻訳本。

主人公はアーモンド(扁桃体)が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない16歳のユンジェ。

『感情』を持たないユンジェは目の前で、祖母と母が通り魔に襲われた時でさえ、その光景を見つめているだけだ。

喜怒哀楽がなく人に対して共感が出来ない故に当然周りから浮いてしまう。

そんなユンジェがもう一人の怪物ゴニとの出会いや、ドラと言う名の少女と接する事で変化して行く。

失感情症だったユンジェに感情が芽生えて行く姿に感動し、人は人と関わる事で変わる事が出来る可能性を感じた。




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