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惑: まどう/アミの会(仮)【レビュー】

★★★★★

毎回楽しみにしているアミの会(仮)のアンソロジー第四弾です。

第一弾 「捨てる」 第二弾 「毒殺協奏曲」 第三弾 「隠す」と欠かさず読んでいますが
今回はいつもと趣向が変わり男性ゲストを招いての二巻同時発売となっています。

タイトルも工夫されていてその二巻が対となる様に『迷惑』
「迷ーまよう」と「惑ーまどう」です。

この作品では「惑ーまどう」をテーマに8人(10編)の短編を味わう事が出来ます。

ヨシタケシンスケさんの実在の絵本「りんごかもしれない」から発想を飛ばした
大崎梢さんの「かもしれない」は読者自身の想像力がかき立てられ楽しめましたし
松尾由美さんの「惑星Xからの侵略」はSFチックかと思いきや、結末を知れば微笑ましくもあり軽快に読めました。

加納朋子さんの「砂糖壺は空っぽ」と矢崎在美さんの「最後の望み」は切なくて悲しくて
それでもその中に一筋の光も垣間見れてとても良かったです。

少しエロテックな光原百合さんの「ヘンゼルと魔女」
初めて読む作家さん、今野敏さんの「内助」では刑事の妻のデジャヴからの犯人推理が面白く夢中になって読めました。

今まで手にした事がない作家さんの作品を読める醍醐味と
バラエティに富んだ充実した内容の短編集で大満足でした。
面白かったです。




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