★★★
佐藤 愛子さんが40代の頃に書かれたエッセイです。
1972年9月、白馬出版より刊行された作品ですが45年の時を経て新装されて発売されました。
二人の御主人の話や遠藤周作さんとの楽しいやり取り、
今に通じる歯に衣着せぬ物言いやユーモアのセンスは昔も今も変わらず
あとがきでも書かれていますがご本人の人生観・価値観・人間観の基本はそのままで
共感したり頷いたりしながら楽しく読めました。
かなり昔の作品なので多少時代を感じる言い回しなどもありましたが
長い月日を経てもこうして読み継がれる事への尊敬と羨ましさを感じた作品です。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。