わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

浸蝕/明野 照葉【レビュー】

★★★

毎回楽しみにしている明野さん作品 文庫書き下ろしです。
今回は男性が主人公です。

長沢幹朗(ながさわ みきろう)は美しい妻、下村羽依(しもむら うい)を持ち大手商社に勤めるサラリーマン
ところがこの妻が結婚を機に激変、離婚して職を失う幹朗
女には懲りたはずなのに、またしても昔10代と言う若さで8名を安楽死させた樹菜(じゅな)に惹かれて行きます。

前半は久々の明野さんのイヤミスが味わえる感覚でドキドキと読み始めましたが徐々に樹菜が以前入信していた天宇地宙会(てんうちちゅうかい)の内 容が多くなり、又浸蝕と言うタイトルから幹朗が樹菜によってどれほどの変化をして行くのか期待しましたが、故郷から幹朗の姉である瑞枝(みずえ)が乗り込 んでラストへ向かう後半はつまらなくなってしまいました。

明野さん独特の背中がゾワゾワする様な作品をイメージしていただけに少し物足りなさを感じました。




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