★★★★
キャッチーなタイトル。
以前、夫婦喧嘩をした友人が「旦那が早く死にますようにと祈っている」と話していた事を思い出す。
物語は30代半ばの麻矢、璃子、友里香の3人を中心に展開していく。
結婚をテーマにした家族小説かと思いきや、未必の故意に失踪と徐々にミステリ要素が濃くなり、終盤はまるでイヤミスの様相を呈する。
夫や友人への疑心暗鬼は膨れ上がり、一度狂い始めた歯車は加速。
全ての真相が明らかになると、黒幕が立てた周到なプランニングに驚愕する。
最後に流れるテレビニュースには鳥肌。
嗚呼、幸福そうに見えたあの彼女までもが…。
※218ページ後ろから4行目
誤 表示さている
正 表示されている

はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」