★★★★★
涙腺緩みっぱなし。
主人公はドキュメンタリーディレクターの真宮勝吾。
イタさを武器に面白いと思われる作品を順調に制作している。
そんな勝吾の元へ、人気お笑い芸人の入鹿一太から自身のドキュメントを撮影して欲しいと依頼が入る。
余命半年と宣告された一太に勝吾が提案したのは無精子症を克服し子供を作る事。
男性不妊がテーマだが作品を通して描かれるのは命の重み。
綺麗事だけではなく人間のエゴイズムな部分の描写は実にリアルだ。
いくつもの奇跡が重なり自分が存在している事を改めて感じさせてくれる。
受け継がれる命のバトンに感涙の一冊。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞