わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

沖晴くんの涙を殺して/額賀 澪【レビュー】

★★★★★

沁みた。

息苦しい毎日を過ごしている今この本に出逢えた事に感謝。

北の大津波で家族を喪い17歳になった沖晴は震災で「悲しみ」「怒り」「嫌悪」「恐れ」の感情を失ってしまう。
フィクションとはいえ実際の災害がモチーフとなっている事で沖晴の心の奥底にある悲しみが胸に迫り「花は咲く」のメロディが脳内でリピートされていた。

余命僅かの音楽教師・京香との出会い。
その必然とも思える出逢いによって変化して行く沖晴を応援し続けた。

物語終盤は涙が止まらない。

自分の人生に関わった人達の顔を思い浮かべながら、ちゃんと生きていこうと思える。




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