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少年は死になさい…美しく/新堂 冬樹【レビュー】

新堂冬樹史上最悪の作品とあったが、私の読了本の中で史上最悪の作品だった。

面白かったのは最初の10ページ程度。

主人公は妊娠中の妻、二歳の娘と共に35年ローンで購入した建売住宅に住むサラリーマン、恭介。

帰宅後の異常とも思える潔癖ぶりに、この後の展開を想像し期待したが、そこからラスト1ページまでは、まさに目を覆う様な描写と展開で気分は最悪だった。

どこかに救いがあるのかと思い読み続けたが、そこには4人の少年達の悪魔の様な行為と恭介のサイコパスでサイボーグの様な行動だけだった。

これ程までに後味の悪い作品もないだろう。




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