★
新堂冬樹史上最悪の作品とあったが、私の読了本の中で史上最悪の作品だった。
面白かったのは最初の10ページ程度。
主人公は妊娠中の妻、二歳の娘と共に35年ローンで購入した建売住宅に住むサラリーマン、恭介。
帰宅後の異常とも思える潔癖ぶりに、この後の展開を想像し期待したが、そこからラスト1ページまでは、まさに目を覆う様な描写と展開で気分は最悪だった。
どこかに救いがあるのかと思い読み続けたが、そこには4人の少年達の悪魔の様な行為と恭介のサイコパスでサイボーグの様な行動だけだった。
これ程までに後味の悪い作品もないだろう。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞