★★★
女性タクシードライバー・高間夏子シリーズ第二弾で6話収録の連作短編集。
東央タクシー東雲営業所に所属する仲間達の悲喜こもごもが描かれる。
コロナ禍でタクシー需要が減り収入が減少したり、高飛車な客に当たったりと嫌な事も多々あれど、お客さんとの一期一会、人との関わりに心和む。
話が弾んでついタメ口になっていく場面では頬が緩み、無賃乗車を感じさせる客にはハラハラ。
今作では夏子の同僚にもスポットが当てられ、其々の人間模様も楽しめた。
会社説明会での堂々としたスピーチや、後輩への的確なアドバイスなど夏子の成長ぶりも嬉しい。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞