わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

分岐駅まほろし/清水 晴木【レビュー】

★★★

後悔のない人生を送れたらそれに越した事はない。

けれど人生は選択の連続で、もしあの時、別の道を選んでいれば…と考える事はままある。

この作品には「もしもあの時、告白をしていたら」「もしも第一志望の大学に合格していたら」「もしもあの時、病院へ連れて行っていたら」など、私達が身近に感じる『たられば』が5話収録されている。

まほろし駅から過去の人生の分岐点に戻り、選ばなかったもう一つの人生を経験する登場人物に自らを重ねながら読み進めた。

戻れない時間に愛おしさを覚え、今はこのかけがえのない人生を大切に過ごそうと思えた。




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