★★
昭和のメロドラマのような読み心地。
主人公の片陵礼子は東大法学部を首席で卒業、稀に見る美貌と高い知力で「十年に一人の逸材」と呼ばれる女性判事。
礼子がかつて懲役刑に処した元服役囚・蛭間隆也と出逢った事で二人の運命の歯車が動き出す。
『二人の嘘』が気になり読み進めるも頻繁に登場する「美しい」に辟易。
又これ程の女性であれば難なく自立出来るはずだが、愛情の欠片もないマザコンボンボン夫と暮らし姑の犬の様な生活をしている事にも疑問を感じた。
ミステリ部分は意外性もなく想定内。
リーダビリティは高いが共感も感動もないまま読了。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。