わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

恋愛未満/篠田 節子【レビュー】

★★★

「アリス」「説教師」「マドンナのテーブル 」「六時間四十六分」「夜の森の騎士」
5話収録の短編集で1話&2話は連作。

『アリス』で微妙な立ち位置だった津田の存在が2話の『説教師』で私の目にはヒーローの様に映る。
人間、一部分だけで判断してはいけないと実感する。

ガラリと趣が変わる『マドンナのテーブル 』は女同士のマウンティングと、分かり合えない夫婦の心理描写が秀逸。

前半と後半でイメージが変化する『六時間四十六分』は清々しいラストとタイトルが絶妙。

『夜の森の騎士』は重苦しさの中に僅かな救いを感じる。

粒揃いの恋愛集。




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