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友情だねって感動してよ/小嶋 陽太郎【レビュー】

★★★★

「甲殻類の言語」 「ディストラクション・ガール」「或るミコバイトの話 」

「象の像」「恋をしたのだと思います」 「友情だねって感動してよ」

6話収録の短編集。

1991年生まれの若い作家さん。

始めましてだったけれど、言葉のセンスが絶妙で好きな文章だった。

少しのファンタジーに幾ばくかのリアルが加わり、若者たちの自意識やプライド
揺れ動く気持ちが細やかな心理描写で瑞々しく描かれていた。

「或るミコバイトの話 」には、すっかり翻弄されてしまったが
それもまたオツな感じで面白かった。

これからも読んでみたいと思えた作家さん。




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