★★★
表紙がいい。
何か言いたげな表情に、しばしこちらも目線を合わせてみる。
本作は飼い猫トトとの日常を描いた猫エッセイ。
完全犬派の私でも読んでいるうちに猫が飼いたくなった。
暮らしの中で起きたトト事件簿が綴られているのだが、それぞれのエピソードから角田さんのハラハラしている様子が脳内にありありと浮かんで来る。
角田さんが落ち込み悲しんでいる時、ただそばにいてくれるトトの存在は途轍もなく大きいはず。
所々に挟まれたモノクロ&カラー写真もいい。
凛々しいものから思わず口角が上がるものまで猫好きには堪らない。
猫愛に溢れた一冊。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。