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明日の空/貫井 徳郎【レビュー】

★★★

欠かさず読んでいる貫井徳朗さんの作品です。

今回の小説はページ数も170ページと短く、文中に出て来るテンポの良い会話が小気味良くあっと言う間に読み終えました。

日本で新たに高校生活を始めた帰国子女の栄美(えいみ)が物語の主人公。

クラスメイトは明るく親切で、栄美は新しい生活を楽しみ始める。

だがひとつ奇妙なことが。気になる男子とデートの約束をするようになるが、なぜかいつも横槍が入り。

物語はPART1~3に分かれておりPART1を読んだだけでは、釈然としない悶々とした感じが残り、続くPART2でも(何か伏線があるんだろうな)とは思いつつもスッキリせず、そしてPART3で一気に全ての伏線の謎が溶けてスッキリ!と言う展開になっています。

謎が溶けてスッキリしたのも束の間、ラストに至るまでに又悲しい気持ちになり、それでも最後の最後には希望が見える、そんなお話です。

恋のお話にミステリー、そして人間の裏、温かみ、色々な要素が含まれていて後味の良い作品に仕上がっていました。




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